高知県高知市にある高知城の見どころとは?概要についても解説!
土佐藩主山内一豊によって築城された高知城は、どのような時代背景のなかで築かれたのでしょうか。
現在、国内に残存ずる城のなかで本丸全体が唯一残っている建造物ですし、15棟にも及ぶ建物が重要文化財に指定されています。
そこで今回の記事では、高知県の高知市にある高知城について概要や見どころをまとめて解説させていただきます。
高知県高知市にある高知城の概要とは

高知城はJR線「高知駅」より徒歩約20分、複数のショッピング施設や飲食店が集まる高知市の中心地である帯屋町アーケード街からすぐの場所にあります。
関ヶ原の戦いで勝利した、徳川家康が率いる東軍に加勢していた山内一豊が、土佐国(現在の高知県)に入国した1601年に、長宗我部元親が居城をしていた大高坂城の地に築いた城が高知城です。
着工から完成までに10年を要しており、明治時代になり廃城令が命じられるまで山内一豊の子孫が16代にわたってこちらのお城を守り続けて来ました。
高知城は屋根瓦がグレー、城壁が白漆喰壁であるため、鷹を連想させることから別名「鷹城」の名で高知県民の方たちから親しまれている観光地です。
1874年に「高知公園」として一般開放されたあと、戦国時代以降の歴史に触れられる貴重な文化遺産として、城郭全体が国の重要文化財に指定されました。
「高知公園」は春には梅や桜、秋には紅葉を楽しめるスポットとしても知られており、高知県を代表する観光地として、毎年多くの方がこちらを訪れています。
高知県高知市にある高知城の見どころとは

高知城は「南海道随一の名城」と謳わられるほどに美しく、日本100名城にも選ばれている高知市民の誇りとなっている景勝地です。
国内に現存する12城のなかで、城の要となる本丸が今なお残っている城としても有名であり、忍び返しや鉄砲、槍を差し込んで敵を襲撃する狭間など、敵を本丸に近づけないためのさまざまな防御法についても見どころです。
また、本丸には11に及ぶ重要文化財が集中しており、入場料を支払って城内に入ると、当時の武家の権威を象徴している壮大な建築様式を見学できます。
高知城の正面玄関にあたる「追手門」にも、上から石を落として敵を攻撃する石落としなどの工夫が見られるほか、1年をとおして降水量の多い土佐の風土にあわせて、石垣には独自の排水設備が設けられています。
さらに、柱や門扉などに小鉄板を打ちつけて黒塗りにした「黒鉄門」も、国の重要文化財に指定されており、見どころの1つです。
黒鉄門の周辺の城壁にも、洪水に備えて長押(なげし)と呼ばれる雨水対策がおこなわれており、城全体が年間降水量の多い土佐の気候に合わせて築かれているとわかります。
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まとめ
今回の記事では、高知城の概要と見どころについてご紹介させていただきました。
高知城は諸大名に過ぎなかった山内一豊が、激しい戦国時代の世のなかを生き抜いてきた軍法や知恵に触れられる貴重な施設です。
ぜひ、高知県の高知市エリアにお立ち寄りの際には、こちらのお城を訪れて当時の歴史について触れてみてください。
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