家族信託とは?空き家対策を家族信託でおこなうメリットをご紹介

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家族信託とは?空き家対策を家族信託でおこなうメリットをご紹介

空き家を相続する予定があって、家族信託をしようかどうか悩んでいる方は多いと思います。
この記事では、空き家が生まれる原因と家族信託制度、そのメリットについて具体的な事例を挙げながら解説します。
家族信託をする予定がある方から今から空き家を相続する方まで役立つ内容になっているので、最後までぜひご覧ください。


空き家が生まれる原因

空き家が生まれる最大の原因は、高齢者世帯の増加です。
内閣府の調査によると、65歳以上の高齢者がいる世帯は平成7年(31,1%)から平成27年(41.7%)にかけて10%以上増加し、今後も増加するでしょう。
一度空き家状態になると、実家が無くなるのは寂しいなどの心情的な問題や固定資産税の問題、相続の問題により、空き家が長期化することがあります。
所有者が認知症になると、空き家を処分できなくなるリスクが高まるので、空き家の長期化には注意が必要です。

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家族信託制度とは

家族信託とは財産管理制度の一つで、親が所有する財産を子どもに託して、託した財産から発生する収益を受け取る人を決める制度です。
家族信託では、委託者と受託者、受益者の3人の登場人物が財産や名義のやり取りをおこないます。

●委託者:不動産を信託する人(実家所有者)を指します
●受託者:信託財産の名義を受け持つ人で、信託財産の管理や運用、処分を担当します
●受益者:信託財産の財産権を持つ人(実家所有者)を指します


高齢化に伴ってさまざまなスタイルの財産管理が求められる日本では、認知症による相続トラブルを回避できる家族信託が注目されています。

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空き家対策を家族信託でおこなうメリット

空き家対策を家族信託でおこなうと、委託者が受益者を兼ねる信託となるため、贈与に該当せずに贈与税が発生しないのがメリットです。
家族信託の場合は受託者の判断だけで自宅を売却処分でき、たとえ委託者が判断能力を失っていても、受託者の判断で受託者が売却手続きを進められます。
家族信託は遺言と異なり、数世代先の財産承継まで指定できるため、家の承継先が見つからないまま空き家になりにくくなります。
家族信託を上手に活用することで、空き家のリスクと発生する原因を解消できます。

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まとめ

今回は空き家が生まれる原因と家族信託制度、そのメリットについてご紹介しました。
家族信託を始めるにあたって調べることはたくさんありますが、まずは親と子どもで財産について話し合いを進めて、運用の方向を固めておきましょう。
将来の財産を守るために、今回ご紹介した家族信託の情報をぜひ参考にしてみてください。
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