不動産売却の際に重要な契約不適合責任とは?その概要と注意点を知ろう
不動産売却をする際には「契約不適合責任を負わされることがないように気をつける」ということが非常に重要です。
そもそも契約不適合責任とは何なのか、そしてどんな注意点があるのか、今回はそれらについて解説しましょう。
契約不適合責任とは?不動産売却後の売主の責任に大きく関わる
ではまず、契約不適合責任とはどういうものかについて説明しましょう。
契約不適合責任とは「売主が契約内容と異なるものを売った場合、売主が債務不履行をしたと判断され、売主がその責任を負う必要がある」というものです。
つまり「不動産売却の際にかわした契約書に書かれていない不具合やトラブルが発覚した場合、買主は売主にその責任を負わせることができる」ということです。
たとえば、雨漏りの不具合がある不動産を売却する場合、雨漏りのことを契約書に書かずに売買契約を終わらせて、のちに買主から「雨漏りがあるじゃないか、直してくれ」と責任を問われた場合、売主側の負担で雨漏り修理をしなければいけません。
このように契約不適合責任とは、売主の責任関係に大きく関わってくる存在なのです。
契約不適合責任を負わされないために!不動産売却時の注意点
せっかく不動産を売却できても、契約不適合責任を負わされてあとから大きな負担が発生してしまっては元も子もありません。
そうした事態を避けるために、不動産売却時には以下の2点に注意しましょう。
●売却する不動産に不具合などがないかどうか、可能なかぎり徹底的にチェックする
●不具合などが見つかった場合は瑕疵として、その内容をしっかりと契約書に明記しておく
とにかく、契約不適合責任を負わされないためには「契約書にきちんと書いてあるかどうか」が何よりも重要となります。
不具合を隠したまま売却するのは論外ですし、「不具合があったことを隠す意図はなく、単に売主が気づかなかった、知らなかった」という状態だったとしても、契約書に書かれていない不具合・瑕疵があった以上、それは売主の責任となってしまうのです。
だからこそ売主側で物件チェックをして状態をしっかりと把握し、契約書に漏れなく記載するよう細心の注意をはらう必要があるのです。
まとめ
契約不適合責任とは、不動産売却の際の売主責任に大きく関わる存在で、契約書に書かれていない不具合などがあとから見つかった場合、売主はその責任を負わなければいけません。
契約不適合責任を負わされるリスクを未然に防ぐためには、売却する不動産に不具合などがないか徹底的にチェックし、不具合が見つかれば漏れなく契約書にそのことを記しておく必要があります。
売却物件の徹底チェックは手間がかかるかもしれませんが、売却後のトラブルを発生させないためにも、しっかりやっておきましょう。
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