路線価は不動産の売却価格に関係してくる!路線価を使った計算方法とは?
不動産の売却価格を決める方法に、路線価を参照する方法があります。
路線価は不動産に関わることがないとあまり使わないので、どのようなものなのかご存じない方も多いでしょう。
そこで、不動産の売却と路線価や路線価を使って売却価格を計算する方法をまとめます。
路線価と不動産売却の関係を解説!そもそも路線価とは何?
路線価とは、道路に面する宅地1㎡あたりの評価額のことです。
毎年7月頃に国税庁から発表され、一般的に土地の相場を知るためのひとつの方法として使われます。
もともとは土地を相続したときや贈与したときの、評価額を算出するときに使われていた基準で、路線価によって相続税・贈与税・固定資産税の税額が決められるのです。
その不動産を評価して出した額となるため、路線価が高い不動産ほど評価が高く、売却価格も高くなると考えていいでしょう。
ただし、路線価はあくまでも目安のひとつで、実際の売却価格ではありません。
不動産の売却価格を決めるときは、路線価・周辺の不動産の売却額の相場・将来性などが考慮されます。
売却したい不動産の評価額が高くても、周辺環境によっては評価額よりも下がる可能性もありますし、評価額より上がる可能性もあるのです。
自分で計算できる!路線価を使って不動産の売却価格を計算する方法
まず、路線価を使って路線価による土地評価額を出してみましょう。
路線価による土地評価額は、路線価×地積×奥行き価格補正率で出すことができます。
これらの数字は、国税庁のホームページから確認することが可能です。
実勢価格を出すためには、路線価による土地評価額÷0.8×1.1で出すことができます。
難しいのは、交差点の角にある宅地などで、面している道路によって路線価が違う場合です。
たとえば西側の道路に面している部分と東側の道路に面している部分で路線価が異なるなら、東西の奥行きと南北の奥行きそれぞれの補正率から路線価による土地評価額を出す必要があります。
こうなると、計算式が複雑になるので、不動産鑑定士などに相談したほうが確実です。
ただし、先ほども説明したように路線価で出した評価額と売却価格は同じではありません。
路線価で出した評価額と実勢価格を比べて、どれくらいで売却するのが打倒なのかを検討する必要があるでしょう。
不動産を早く売却したいなら、実勢価格に近い価格または実勢価格よりも安い価格で売却するのがおすすめです。
時間がかかってもより高値で購入してくれる方を探したいなら、評価額に近い価格で売却したほうがいいケースもあるでしょう。
まとめ
不動産を売却するときは、路線価で出した評価額と実勢価格を調べておくと売却価格が決めやすくなります。
さらに、不動産会社が査定してくれた価格を比べて、どの金額で売り出すと利益が出るかを考える必要があるでしょう。
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