不動産は「居住中」のほうが「空き家にしてから」より売却しやすいってホント？
家を売却するとしたら「空き家にしてから」と思っていませんか？
もちろんそれでもいいのですが、スケジュールがタイトになり、"売りたい価格で売れない"可能性があるため、ここでは居住中の売却についてご紹介します。
なぜ居住中のほうがいいのか理由もあわせて解説しますので、自宅の売却を考えている人必見です。
不動産は居住中のほうが売却しやすい？メリットとデメリットは？
自宅を売却するにあたり、"空き家にしてからの方が売りやすい"イメージを持つ人が多いのですが、実際は6割以上が"居住中の売却"です。
先に次の住まいを購入し 転居後に売却となると、新居の支払いのため「早めに売りたい」心理が働き、売却価格も低く設定しがちで"買い手優位"の取引になってしまうかもしれません。
できれば居住中に売却することをおすすめしますが、判断するにあたり、メリットとデメリットを押さえておきましょう。
資金面の余裕が大きい！居住中に売却するメリット
●売却が決まってから転居すればいいので、金銭的・時間的に余裕ができる
●家具や生活用品を置いたまま内覧してもらえるので、買主が生活のイメージを立てやすい
●売却期間を長めに設定できるので、高めの売却希望価格を設定できる
●価格面で新しい家との兼ね合いを見ながら売却できる
●購入希望者の人柄や家族を直接確認できるので、売主側でも選別できる
●成約できなかった場合、理由や改善点をその都度フィードバックできる
内覧に生活感が出てしまう？居住中に売却するデメリット
●居住中なので、購入希望者から見学しにくいイメージを持たれ敬遠されがち
●購入希望者との日程調整が難しいことがある
●内覧で自分の住まいを見られてしまう
●生活感が出やすく、状況によってはマイナスイメージになる
●隣近所に自宅を売却することが知られてしまう
居住中の不動産を上手に売却するコツや注意点とは？
居住中に売却するには、内覧の成功がすべてです。
ひどく汚れていないならハウスクリーニングまでする必要はありませんが、できる限りきれいにして"生活感を見せない"ようにしましょう。
内覧には女性が訪れることが多いので、ホスト役も女性が望ましく、子どもやペットがいるご家庭ならご主人とともに外出してもらいましょう。
部屋を明るく見せるために、日中でも電灯をつけておくことがポイントです。
会話のなかで、近所に住んでいる人や買い物のしやすさなどの情報をさりげなく伝え、住みやすい地域であることをアピールするとよいでしょう。
売主に対して『この人が住んでいる家だったら安心』と思ってもらえればベストですね。
まとめ
居住中に不動産を売却するコツについて解説しました。
内覧前の掃除は念入りにしようと思っていても、住んでいる人にとって見慣れた環境ですので、改善ポイントは気づきにくいものです。
できれば同居していない身内や友人などにチェックしてもらい、他人の目から見た自宅の状況も知っておきましょう。
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